商品案内

Thieves can be realy stupid.

随分前のことになりますが、瀬戸市の井上さんの工房に入ったドロボーが旧いカメラと木工旋盤の芯押台を盗んだそうです。井上さんは㈲池田さんから購入した木工旋盤ワンウエー1018を大変気に入っていて、芯押台を盗まれて以来、大変不自由していたと今年の新年会で話していました。私は、「なんで芯押台を取寄せないんですか?」と訊きましたが、㈲池田さんを通じて依頼していい返事が来なかったとのことでした。私は「ダメもとでカナダのワンウエー社に掛け合ってみるよ。」と返事をして、いまは生産中止になってしまった木工旋盤、ワンウエー1018の芯押台の取り寄せるべく新年会後すぐにワンウエー社に電子メールを送りました。「私の親しいウッドターナーは1018木工旋盤を大変愛用していたが、不幸にも泥棒が入って旧いカメラと1018木工旋盤の芯押台を盗んでいってしまった。生産を中止しているのは知っているが、どうだろう。芯押台だけ供給してもらえないだろうか。彼は悲嘆にくれているが、もし、芯押台を手に入れることができれば、彼にはサプライズだ。」数日後、返信メールが届き、「2~3ヶ月先になるけど、いい?」と連絡がありました。私は「勿論いい。待ちます。」と返信して2ヶ月が経過しました。ワンウエー社から電子メールが届き、「明日出荷するけど、運送方法はどうする?」と連絡がありましたので、「一番廉いのでお願いします。」と頼んで、井上さんに電子メールを送りました。「サプライズ!芯押台を入手出来るって。明日出荷するって。荷物が届いたらまた連絡するよ。」井上さんも、諦めかけていた芯押台が入手できると知って大喜びでした。ワンウエー社のキンバリー女史曰く「なんてバカな泥棒たちね!」と感想をもらしていました。そんなもの盗んだってどんな役に立つのでしょうか?盗人に意見しても無駄っていえば無駄ですが、盗まれた人は大迷惑。カナダまで日本の泥棒のバカさを知らしめてしまいましたが、入手できて良かった、良かった。


トルメックT-7(直径25cm最新モデル)水研グラインダー

スウエーデン製のTORMEK水研グラインダーを使い始めて丸12年になります。10年以上使って、高価だったけど買って正解だったとなあと思います。心臓部のモーターの耐久性には頭が下がります。最新のT-7と作動音を比べても遜色ありません。あと十年先も大丈夫かもしれません。T-7以前の塗装色はグリーンで、今現在はブルーに替わっていますが、違いは色だけではありません。今は標準装備や標準付属品になっているものが、以前はオプション(別売品)扱いでした。砥石に穴を掘ってしまう人が少なくなったのはXB-100(ホリゾンタル・ベース)が標準装備に含まれてからでしょう。絶対に必要なのにオプション扱いだったのがダイヤモンド・ドレッサーですが、これを買わなかった人は砥石の能力やジグの有用性を充分発揮できなかったに違いありません。現在は標準付属品になっています。使い方ビデオも今はDVDですが、VHSビデオで紹介するというのは、私がドイツのメッセで了解を得て撮影して、それをヒントにトルメック社でも作る契機になったと云うのは本当の話です。外国語の取り扱い説明書を日本語に、木工愛好者に分かるように翻訳して同梱したのも私の仕業です。最新モデルは旋回軸やナット部分にステンレスを使い耐久性が一層向上し、ホイールの着脱も工具を使わずにできるようになり、10年以上使ってください!と云わんばかりの内容です。ウッドターニング用にはSVD-185(ガウジ・ジグ)とTTS-100(ツール・セッター)を追加購入してください。カンナ盤を持っているかたにはSVH-320(カンナ盤刃物用ジグ)が好評です。付属のホーニング・コンパウンド(PA-70)の品質も優れ、微量のミシン油を併用してレザー・ホーニング・ホイール(標準装備)上で使うと、カミソリみたいな切れ味になります。刃カエリを上手く処理するにはいい装備です。T-7標準装備で8万円。SVD-185(1万円)。TTS-100(3,500円)。

”引いて切る”スーパーカット円形替刃式刃物



スーパーカットは円板状の替刃式刃物で、その特徴は棗やボックスなどの内側面の仕上げ削りなど他の刃物ではむずかしい切削がきれいにできることです。本来、木口(こぐち、エンドグレイン)は木端(こば、サイド・グレイン)よりキレイに削ることがむずかしく、木口をキレイに切削する専用刃物等は色々販売されていますが、内側面をキレイに削れるはものはほとんどありません。イギリスのフランク・ステール翁は角棒の先に小さな関節をつけて円形の替刃でクリーン・カットする刃物を考案し、ご自分で製造・販売を続けてきましたが惜しくも2009年にリタイヤし、経営を別会社に譲渡しました。当方はまだ半年ばかりの短いお付き合いでした。この刃物との出会いは、千葉県在住の松田さんのゴブレット製作実演を拝見したことに始まります。松田さんは黒檀等の唐木でワイン・グラス状の杯を木工旋盤を使って削りだし漆で拭いて実用にも観賞用にも供する工芸品を作っています。漆で拭くためには、かなりキレイな切削面に挽かなければならず、特に内側側面の仕上げ削りに使う刃物が注目されました。長い柄を腕の脇に挟んで奥から手前に引くように削るとフワフワの薄い切り屑がでてきました。切削面を触ってもキレイに切れていることが分かりました。ここで使用されていたのがスーパーカット・ユニバーサル1/2"で、以前IKEDAさんから購入したそうですが、現在は販売していないとのことで、直接、フランク・ステール翁に連絡して入手することが適いました。スーパーカットには円板状に刃物が自在の角度に固定できるユニバーサル・タイプと、あらかじめ水平から30度に傾けて、それ以外は変更できない短めなジュニアがあり、角棒も13mmと10mmの2種類があり、13mmの角棒には直径13mmのハイス鋼替刃、10mmの角棒には直径10mmのハイス鋼替刃がついていました。角度の変えることのできるユニバーサルと角度一定のジュニアの違いもありますが、販売を引き継いだ会社はモデルチェンジをしてしまうそうです。当方は、替刃の価格が中身が変わらずに3倍に跳ね上がるので、超硬合金製替刃をつけられるように追加工をしてどちらの替刃も使えるようにして限定発売しています。ジュニア10mm(ハイス鋼替刃1枚付属。10,000円)、ジュニア13mm(ハイス鋼替刃1枚付属。15,000円)、ユニバーサル10mm(ハイス鋼替刃1枚付属。15,000円)、ユニバーサル13mm(ハイス鋼替刃1枚付属。17,000円)。直径10mmおよび13mmハイス鋼替刃(2,000円).。直径10mおよび13mm超硬合金製替刃(2,500円)。

ハンターツール(超硬替刃式刃物)


ハンターツールは円板状替刃(超硬合金)を特徴としていますので、木椀やボウルの中グリが主目的になります。替刃直径13mmでシャフト直径13mmの1313モデルがアメリカで愛用されています。更に小さなサイズでは替刃直径10mmでシャフト直径10mmの1010モデルがあります。杯やゴブレット、ボックスの中グリに好まれるようです。超硬合金の替刃を採用しているので、従来のハイス鋼より25~30倍長く切れるため、円板の全周を使うとおよそ100倍(50時間)連続して切れる刃物を活用することができます。ハンターツールのもう一つの特徴はシャフトが丸棒で、水平軸まわりに傾斜をつけてよりキレイに切削することが可能になることです。一方、初心者では適度な傾斜角度を探しあぐね、切れる角度で一定に維持することがむずかしい場合もあります。そうした困難を解決するには、長切れするハンターツールの替刃を四角いシャフトを持った別の刃物に取り付けて使う応用も利きます。実施例として、ハイス鋼の円板状替刃を四角いシャフトに付けているスーパーカットという刃物があります。取り付け穴にM4x0.7のネジをハンド・タップで切るとハンターツールの替刃(直径10mm、直径13mm)を取り付けることができました。スーパーカットは四角断面のシャフトを持ち、水平軸回りに30度傾けたジュニアと、傾斜角度を自由に決められるユニバーサルの2種類があり、シャフトも13mm角、10mm角の2種類があります。研ぎ直しがきくハイス鋼の円板状の替刃が付属していますが、ハイス鋼につけたカエリは30分持たないほど速く摩滅して切れなくなるので、切れる部分をローテーションさせながら使用し、全部切れなくなったらグラインダー等で研ぎ直します。ハンターツールの超硬合金替刃をつけると、スーパーカットは切れ刃寿命を気にすることなくクリーンカットに集中できるのでボックスの内側面などキレイに刃物で削ることが比較的難しい部分にも有効に働いてくれます。ハンターツール1313(10,000円)。ハンターツール1010(9,000円)。直径13mm替刃(2,500円)。直径10mm替刃(2,500円)。

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