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トルメックT-7(直径25cm最新モデル)水研グラインダー

スウエーデン製のTORMEK水研グラインダーを使い始めて丸12年になります。10年以上使って、高価だったけど買って正解だったとなあと思います。心臓部のモーターの耐久性には頭が下がります。最新のT-7と作動音を比べても遜色ありません。あと十年先も大丈夫かもしれません。T-7以前の塗装色はグリーンで、今現在はブルーに替わっていますが、違いは色だけではありません。今は標準装備や標準付属品になっているものが、以前はオプション(別売品)扱いでした。砥石に穴を掘ってしまう人が少なくなったのはXB-100(ホリゾンタル・ベース)が標準装備に含まれてからでしょう。絶対に必要なのにオプション扱いだったのがダイヤモンド・ドレッサーですが、これを買わなかった人は砥石の能力やジグの有用性を充分発揮できなかったに違いありません。現在は標準付属品になっています。使い方ビデオも今はDVDですが、VHSビデオで紹介するというのは、私がドイツのメッセで了解を得て撮影して、それをヒントにトルメック社でも作る契機になったと云うのは本当の話です。外国語の取り扱い説明書を日本語に、木工愛好者に分かるように翻訳して同梱したのも私の仕業です。最新モデルは旋回軸やナット部分にステンレスを使い耐久性が一層向上し、ホイールの着脱も工具を使わずにできるようになり、10年以上使ってください!と云わんばかりの内容です。ウッドターニング用にはSVD-185(ガウジ・ジグ)とTTS-100(ツール・セッター)を追加購入してください。カンナ盤を持っているかたにはSVH-320(カンナ盤刃物用ジグ)が好評です。付属のホーニング・コンパウンド(PA-70)の品質も優れ、微量のミシン油を併用してレザー・ホーニング・ホイール(標準装備)上で使うと、カミソリみたいな切れ味になります。刃カエリを上手く処理するにはいい装備です。T-7標準装備で8万円。SVD-185(1万円)。TTS-100(3,500円)。

”引いて切る”スーパーカット円形替刃式刃物



スーパーカットは円板状の替刃式刃物で、その特徴は棗やボックスなどの内側面の仕上げ削りなど他の刃物ではむずかしい切削がきれいにできることです。本来、木口(こぐち、エンドグレイン)は木端(こば、サイド・グレイン)よりキレイに削ることがむずかしく、木口をキレイに切削する専用刃物等は色々販売されていますが、内側面をキレイに削れるはものはほとんどありません。イギリスのフランク・ステール翁は角棒の先に小さな関節をつけて円形の替刃でクリーン・カットする刃物を考案し、ご自分で製造・販売を続けてきましたが惜しくも2009年にリタイヤし、経営を別会社に譲渡しました。当方はまだ半年ばかりの短いお付き合いでした。この刃物との出会いは、千葉県在住の松田さんのゴブレット製作実演を拝見したことに始まります。松田さんは黒檀等の唐木でワイン・グラス状の杯を木工旋盤を使って削りだし漆で拭いて実用にも観賞用にも供する工芸品を作っています。漆で拭くためには、かなりキレイな切削面に挽かなければならず、特に内側側面の仕上げ削りに使う刃物が注目されました。長い柄を腕の脇に挟んで奥から手前に引くように削るとフワフワの薄い切り屑がでてきました。切削面を触ってもキレイに切れていることが分かりました。ここで使用されていたのがスーパーカット・ユニバーサル1/2"で、以前IKEDAさんから購入したそうですが、現在は販売していないとのことで、直接、フランク・ステール翁に連絡して入手することが適いました。スーパーカットには円板状に刃物が自在の角度に固定できるユニバーサル・タイプと、あらかじめ水平から30度に傾けて、それ以外は変更できない短めなジュニアがあり、角棒も13mmと10mmの2種類があり、13mmの角棒には直径13mmのハイス鋼替刃、10mmの角棒には直径10mmのハイス鋼替刃がついていました。角度の変えることのできるユニバーサルと角度一定のジュニアの違いもありますが、販売を引き継いだ会社はモデルチェンジをしてしまうそうです。当方は、替刃の価格が中身が変わらずに3倍に跳ね上がるので、超硬合金製替刃をつけられるように追加工をしてどちらの替刃も使えるようにして限定発売しています。ジュニア10mm(ハイス鋼替刃1枚付属。10,000円)、ジュニア13mm(ハイス鋼替刃1枚付属。15,000円)、ユニバーサル10mm(ハイス鋼替刃1枚付属。15,000円)、ユニバーサル13mm(ハイス鋼替刃1枚付属。17,000円)。直径10mmおよび13mmハイス鋼替刃(2,000円).。直径10mおよび13mm超硬合金製替刃(2,500円)。

ハンターツール(超硬替刃式刃物)


ハンターツールは円板状替刃(超硬合金)を特徴としていますので、木椀やボウルの中グリが主目的になります。替刃直径13mmでシャフト直径13mmの1313モデルがアメリカで愛用されています。更に小さなサイズでは替刃直径10mmでシャフト直径10mmの1010モデルがあります。杯やゴブレット、ボックスの中グリに好まれるようです。超硬合金の替刃を採用しているので、従来のハイス鋼より25~30倍長く切れるため、円板の全周を使うとおよそ100倍(50時間)連続して切れる刃物を活用することができます。ハンターツールのもう一つの特徴はシャフトが丸棒で、水平軸まわりに傾斜をつけてよりキレイに切削することが可能になることです。一方、初心者では適度な傾斜角度を探しあぐね、切れる角度で一定に維持することがむずかしい場合もあります。そうした困難を解決するには、長切れするハンターツールの替刃を四角いシャフトを持った別の刃物に取り付けて使う応用も利きます。実施例として、ハイス鋼の円板状替刃を四角いシャフトに付けているスーパーカットという刃物があります。取り付け穴にM4x0.7のネジをハンド・タップで切るとハンターツールの替刃(直径10mm、直径13mm)を取り付けることができました。スーパーカットは四角断面のシャフトを持ち、水平軸回りに30度傾けたジュニアと、傾斜角度を自由に決められるユニバーサルの2種類があり、シャフトも13mm角、10mm角の2種類があります。研ぎ直しがきくハイス鋼の円板状の替刃が付属していますが、ハイス鋼につけたカエリは30分持たないほど速く摩滅して切れなくなるので、切れる部分をローテーションさせながら使用し、全部切れなくなったらグラインダー等で研ぎ直します。ハンターツールの超硬合金替刃をつけると、スーパーカットは切れ刃寿命を気にすることなくクリーンカットに集中できるのでボックスの内側面などキレイに刃物で削ることが比較的難しい部分にも有効に働いてくれます。ハンターツール1313(10,000円)。ハンターツール1010(9,000円)。直径13mm替刃(2,500円)。直径10mm替刃(2,500円)。

Ci1(シーアイワン)超硬替刃式刃物


刃物の改良は「趣味の木工旋盤」の普及に影響を与えた歴史があります。ハガネは5分で切り止み、職人は頻繁に研ぎました。1980年頃、ハイス鋼の普及で30分間切れる改善がなされると趣味の愛好家にも門戸を拡げる契機になりました。その後、2時間切れる刃物等が登場して好評をはくしましたが、1日に何回かは研がなくては切れ止んでしまうのに違いはなく、刃物を再研磨する手間や機器の費用が悩みの種でした。2009年より超硬合金(タングステン・カーバイド)の替刃が特徴のCi1(シーアイワン)という刃物を販売しました。ハイス鋼に比べ25~30倍長く超硬替刃は切れ、周囲の4辺を活用できるので合計100倍(約50時間)長く切れ大好評でした。超硬工具は1923年にドイツで発明され1925年開催のパリ万博で披露され、切削速度の速さにパリっ子もビックリしたそうです。研がなくてもいい刃物の出現が新たな歴史を彩るのでしょうか。Ci1(シーアイワン)は半径10cmの曲率を4辺に持つ超硬合金の替刃(幅15ミリ)に13mm角のステンレス鋼材のシャフトにネジどめさています。刃物を水平に構えて切削することが最も切れる角度を実現します。木には加工しやすい木端(コバ)と木端より加工しにくい木口(コグチ)がありますが、連続した切削を実現するには木端に面して切削することがこの刃物を快適に使うコツです。Ci1刃物は\12,600(R4替刃1枚付属.)。R4替刃(取替え用。\1,500)、その他のアクセサリーは以下の通り。R2替刃(半径10cmの曲率。仕上削り用。\1500)、スクエア替刃(木口から穴掘り用。ピン角入り隅用など。\1,500)、デフレクター(切り屑よけ。\3,000)

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