刃物研磨用グラインダーへの認識のズレ
ウッドターニングに使う刃物研磨用グラインダーについて、アメリカと日本では認識にズレがあるようです。アメリカの有識者は直径8インチ(20cm)を使っています。刃物をフリーハンドで砥ぐ人は通常の半分ほどの低速回転数のいわゆるハーフスピード・グラインダーを使います。刃物を研磨用治具を使って砥ぐ場合は速いスピードのグラインダーを使うことも可能になりますが、フリーハンドでハイスピード・グラインダーで砥ぐことは焼損の危険が高いので避けて通るでしょう。一方、日本では直径20cmのハイスピード・グラインダーは工業用として販売されていますが、直径20cmの低速回転数のハーフスピード・グラインダーはほとんど販売されていません。(木工旋盤同好会では販売しています。)入手しやすいホームセンター等では直径15cmのハイスピード・グラインダーのみが販売されています。木工関連通販では直径20cmのハイスピード・グラインダーと、直径15cmのハーフスピード・グラインダーは販売されていますが、刃物を温度を上げずに軽快に研ぎなおす機能は残念ながら備わっていない製品なので、刃物研磨はいつになっても混沌としています。ホイールの直径は大きな方が刃物の温度を上げずに砥げます。スピードが遅いグラインダーには直径が大きなホイールが適します・・・軽快に、迅速に砥ぐためには。直径15cmのグラインダーにカバーを外して直径の大きなホイールをつける猛者もいます。危険ですし、廉いグラインダーは十分なパワーがないため、一定の回転数に達するまで時間がかかるだけでなく、研磨すると回転力が極端に落ちて砥ぐ力を落としてしまいます。まともなグライダーを入手しないと刃物砥ぎはイライラするばかりです。30万円の木工旋盤を買う人が3万円の刃物研磨用グラインダーを買わないのはどうしてなんでしょう?

