一番のおすすめは何?(Best Buy)という質問
代々木で行なわれた講習会でエリ・アヴィセラさんが5種類の深掘り用刃物(Deep Hollowing Tools)を実演して見せてくれました・・・Kelton Hollowers,Hamlet Little Brother,Andre Martel Hook Tools,Oneway Termite,Hunter Carbide Hollowing Tools・・・須田さんからエリ・アヴィセラさんへ。「一番のおすすめは何?」(いわゆるベスト・バイの商品はどれか)という質問があり、エリさんの回答を注目しました。エリさんはどれも一長一短があって、どれが最高とは回答してくれませんでした。一番のおすすめめは何?といった質問って購入者として共感できる一方で、実演者の立場から考えると、5種類の使い方、研ぎ方を見せたのだから、視聴者が各自判断する役回りなのでは・・・という見方もできるなと感じました。エリさんはどこかのメーカーに頼まれて特定の刃物を売るために実演販売にはるばるイスラエルから来ている訳ではないし、また、一方で私たちは利害を超えた経験豊富な人から適切な道具を教えてもらいたい。まず、どれから買えば間違えない選択になるか?。5種類の中から選ぶっていうのは選択肢がありすぎるのかもしれないし、粗削りにはこっち、仕上げ削りにはそっちという役割の違いもあるでしょう。プロにとってはどれも簡単に使えるのかもしれないし、我々にとってはどれもとっつき難い刃物に見えたのかもしれません。私はどうするかと云うと、Hamlet Little BrotherとOneway Termiteの2種は使っているし、Hunter Carbide Hollowing Toolsはまだ使ったことはありませんが別の会社のカーバイド材替刃のCi0やスーパーカット刃物など30~60度斜めにハイス材の円板状の刃が取付られているシアー・スクレーパー刃物の扱いやすさを経験しているので、砥ぎの不要なカーバイド材替刃の付いたシアー・スクレーパーであるHunter Toolsに触手が伸びてしまいます。経験に照らして性能の想像がつく・・・柳の下に2匹目のドジョウがいるような気がして。Kelton Hollowersはいわゆる「アリゾナの爪楊枝(4.8mm幅のカッター・チップ)」タイプの刃物で、スチアート・ツール、ジョン・ジョーダンなどのホローイング・ツールより小型のクリス・ストット(直径6mm)に近く、少し太い直径8mm(その上は13mm)の幅の狭いスクレーパータイプの刃物で、粗削りには適すると思います。

